次世代リーダー創生「生き抜く術を身に着けろ」を合言葉に、學問に日々精進する若人の集い「桜鱒木鶏会」のメンバー主催の、農士塾フィールドキャンパスが、ながら倶楽部農場「スカイビレッジ」にて開催されました。
今回は、天候にも恵まれ、大地に直接触れ、作物を収穫しながら体で学びんでいただきました。
特筆すべきは、全く手をかけなかったダイコンが立派に育ち、参加者の協力もあって、100本ほど収穫しました。収穫したダイコンは、ホールフードデザイナーの安倍明美さんにさっと調理していただきました。コクのある、大自然の恵みがぎっしりと詰まった力強いお味噌汁となりました。
参加者の皆様に持ち寄っていただいた「おむすび」にも舌鼓を打ちまながらの食育、そして土中環境についてもしっかり学びました。
定植前に、山の頂上に子孫繁栄を祈願して創健された、氏神様を祭る子安神社を参拝し、祝詞を参加者で奏上しました。
午後はサツマイモ(紅はるか)の定植をしました。各人念(おも)いを込めて植え付けましたので、秋の豊作間違いなし!
ご参考までに、紅はるかを定植したこの畝(うね)は、炭素循環農法に基づき、完熟廃菌床、竹パウダーを乗せ、最後にウッドチップをやさしく置いただけで、肥料は加えていません。詳細は、栽培工程管理システムに記載されています。
最後は、ホールフードデザイナー安倍明美さんによる、家庭でも出来る簡易栽培の講義となりました。
畑の土と大豆などの種を希望者に持ち帰ってもらい、実践していただきます。
今回は、参加者の献身的な協力もあり、ほぼ予定通りのイベントとなり、多くの学びを現場から持ち帰っていただけたと自負しています。
あるがままの自然に抱かれて育てられた作物の価値、真逆に育てられた作物がもたらす、人体・大地への重大な影響を理解していただいたと思います。
陰陽五行(木火土金水)の摂理を理解し、人にも環境にも優しい農業が求められているのではないでしょうか?人は食べたもので出来ており、食の質が脳の質となります。自分で耕しもせず、傲慢になり、ご馳走をむさぼる現代人への猛省を促している気がします。
傲 = 人 + 土 + 放す
耕す = cultivate。つまり、耕無き人に文化(culture)無し。
御馳走:馬を他に走りまわる。欲望が多くなればなるほど、その為に働かねばならなくなる、走りまわらなければいけなくなる。車、船、飛行機で動き回らなくても、本当は食べていけるのに。
時代は、無為自然を我々に要求していると感じますが、皆さんは如何でしょうか?
参加者の皆様には、この場を借りて、御礼申し上げます。
結びとなりますが、いつも応援いただき有難う御座います。
頓首
追記
次回、第三回農士塾フィールドキャンパスは、7月22日(海の日)の週の開催予定です。決まり次第、イベントページで告知させていただきます。
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