足の裏で学べを合言葉に、學問に日々精進する「桜鱒木鶏会」のフィールドキャンパスが、ヒグラシが鳴き渡る千葉県香取市で開催されました。
予定通り、大地を踏みしめ、土に触れ、作物を収穫しながら体で学びんでいただきました。
早速、みやま小かぶ、枝豆、オクラの収穫を通じての学びに入りました。
梅雨の長雨、日照不足を乗り越え、直根(主根)がしっかり、しかも真っ直ぐに伸びたみやま小かぶの根に、天地自然の力強さを感じ取ることができました。
あるがまま、手をかけずに育ったオクラの莢(さや)は、大きいものでは長さ 30cm超にもなり、筋張ってとても食べられるものではありませんでしたが、中身はねばねば、種がしっかりとついていました。
収穫後は、元八百屋の「さっとん」に、オクラ、枝豆の上手な調理法を披露してもらいまいました。
茹で上がり後の鮮やかな色、ふっくら弾けんばかりの枝豆の濃厚な味を参加者一同、舌鼓を打ちました。
食後は、山の頂上に子孫繁栄を祈願して創健された地元の氏神様を祭る子安神社を参拝し、祝詞を奏上しました。
最後は、ニンジン(ベータリッチ in シーダーテープ)とニンニクの播種で締めていただきました。
「土づくりは難しい」。「無農薬は難しい」。「栽培は素人では難しい」。
そんな「○○は難しい」との声を度々聞いて、自身での栽培に踏み切れない方が数多くいらっしゃるのではないでしょうか? 世間の常識って、それほど当てになるものでしょうか?
『哲学的な人生態度とは、常識で考えるのではなく、常識を考えること。』(吉村思風)
耳学も大事ですが、実践し体に刻み込む体験からより広く・深く学ぶ事ができ、又新たな発見に至ることは、先人の言葉を待つまでもありません。
今回のフィールドキャンパスは、栽培に踏み切れない方々に勇気と希望をお裾分け出来たと自負しています。
残暑、世の混乱の中、未来志向の皆様の参加を戴き、心より感謝を申し上げます。
結びとなりますが、いつも応援いただき有難う御座います。
頓首
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